■　impression

女優”つぐみ”のＡＶデビュー作。 構成は絡みが１回。キャラ設定・シチュエーション設定はあり。 内容は、女優が心情を独白調で語ってゆく芸術映画・芸術ドラマのようなものでした。

魅力的に見えたのは、リアル感と生々しさ。 ”プロの俳優たちによる自由演技”といった印象の絡み・セックスで、ショーらしさやお仕事感といったものはまったくなく、リアル感や生々しさがとても強かったです。演技能力が通常のＡＶ男優やＡＶ女優とは段違いで、セックスに不自然さがありませんでした。 生々しさやリアル感を重視した芸術映画・芸術ドラマのベッドシーンといった印象のものでした。 演技＝芸術であり、その芸術で「性行為」を表現しているようでした。

反面、派手さや勢いといったものがまったくないので、華やかさやショーらしさはありません。 また、表現されている「性」が芸術性を帯びているので、その官能性を性的欲求に基づいて楽しめるか否かは微妙なところです。 よって、ユーザーの好き嫌いによって評価が極端に分かれてしまう作品ということになるでしょう。

■　生々しい身体

女優について。

○　顔

目鼻立ちのハッキリとしたクセのある美人です。 通常のＡＶ女優とは違い、メークで造形を誤魔化そうとしていないので表情や仕草に生々しさがあります。

実物はパケ写よりも美人度は落ちるように見えました。

○　身体

体型は細身。手脚の長さは普通レベル。肉付きはやや薄めで筋肉質。 全身のバランスが良いのでスタイル良く見えますが、各パーツがＡＶ女優ほど端整であったりインパクトがないので、生々しく見えます。

胸はやや巨乳。大きさはＣ～Ｄカップくらい。形は崩れかかったお椀型。乳輪は小さめ。乳首はやや肥大気味。色は濃い目の茶色。

陰毛は濃い目。範囲がやや広めのたわしタイプ。手入れをしていないように見えます。

○　性格

ドラマものでしたの不明です。

■　性行為を表現した芸術的な演技

では、内容を。

絡みは１回。

1回戦は、男優がリードする丁寧な絡み。とても生々しくてリアルです。

○　フェラ

ピストンフェラ。ピストンスピードはスロー。 動きはピストンと裏筋舐め。 チュパ音はなし。

丁寧なフェラなのですが、手と髪の毛でチンポや口元が隠れてしまい、ほとんど見えません。 また、動きが小さいので何をしているのかも分かりにくく、素人のフェラといった印象。 余りウマくありませんでした。 ただ、演技能力が高いためか、手間取ったり滞るようなことはなかったです。

○　性反応

「ンン…　ンン…」
喘ぎ方はハァハァと息を切らしながら、呻き声をかすかに漏らすだけ。 声量は小レベル。 セリフはなし。 身悶えは無し。

我慢しているかのような性反応で、とてもリアルです。生々しいです。 反面、派手さがないので華やかさやショーらしさは皆無。

○　絡み

絡みは１回のみ。 「男優がリード＆責め、女優は受身」といった形の絡みでした。 男優のリードは丁寧。責めはソフト。 女優は受身で男優の指示した体勢になるだけ。 全体的には”プロの俳優たちによる自由演技”といった印象の絡みで、ＡＶ男優やＡＶ女優とは演技の力量が段違い。お仕事感や台本調といった様子・雰囲気は感じられず、とてもリアルで生々しいセックスでした。

魅力的に見えたのは、リアル感と生々しさ。 女優の表情や仕草、男優のセックスの進め方、相手との会話ややり取りがリアルで生々しく、とても魅力的でした。 お仕事感がなく、台本どおりに進めているといった様子もなく、凄く自然。とてもリアルです。 男優はセックスのウマい素人、女優は恥ずかしがってばかりいるセックスの余り上手くない素人、といった様子に見えました。

ただ反面、地味なセックスなので派手さや華やかさがなく、ユーザーの好き嫌いがハッキリと分かれてしまうものでもあると言えます。 芸術的な演技によって表現された「性行為」であって、「性」が商品として取り扱われていないような印象でした。

■　芸術的な「演技」を楽しめるユーザーであれば

では、総括。

従来のＡＶ男優・ＡＶ女優とは演技能力が段違いで、セックスがとてもリアルで生々しいです。 ”プロの俳優たちによる自由演技”といった印象でした。 ただ、標準的なＡＶ作品と違って、性行為がショーではなく芸術性を帯びてしまっているので、ＡＶ作品としてエロいか否か、面白いか否かは微妙なところ。 ユーザーの好き嫌いによって評価が極端に分かれてしまうものでしょう。

というわけで……。

リアル感や生々しさ、演技による芸術性を楽しめるようなユーザーでしたら、本作の魅力を存分に堪能できると思います。 是非、見てください。 一方、従来のＡＶにあるような派手であったりアクロバチックなショーを求めているユーザーでしたらスルーほうが良いと思います。

以上です。

■　impression

女優”彩音まい”のＡＶ２作目にして引退作。 構成は絡みが４回。キャラ設定・シチュエーション設定はあり。 内容は、各コーナーによってキャラクターとシチュエーションを変える、オムニバスのようなもの。作品全体に渡って共通した趣旨や趣向は見られませんでした。

良かったのは女優が感じまくりで喘ぎまくりであった点。 女優は感度抜群で乱れまくり。感じすぎてキャラクターやシチュエーションを考慮する余裕がなく、ひたすら喘いでいるだけ。そんな様子がとても魅力的に見えました。 ”絶叫”や”金切り声”など、大きな性反応を好むユーザーでしたら楽しめると思います。 また、肉感のある身体も魅力。今作ではオイルを使用していることが多く、女優の肉感が強調されていました。 グラマーな身体付きに惹かれるユーザーも楽しめるでしょう。ただし、顔がちょいブサなので注意が必要。

絡みは激しいものが多く、迫力がありました。男優がガンガンと突きまくり、それに反応して女優が喘ぎまくるという展開。ハードセックスが好きなユーザーは楽しめるでしょう。 ただ、キャラ設定や女優の演技には不満を覚えました。 女優は得意としているキャラと不得意としているキャラが極端に分かれていて、年上お姉さん、淫乱女王様、といったものは苦手、もしくは勘違いをしているようでした。 一方、Ｍ気質の淫乱性奴隷、男優から一方的に犯られるようなキャラやシチュエーションは得意としているようでした。

全体的には、コーナーによって出来・不出来の差が激しく、評価の難しい作品となっています。 女優が得意としているキャラ・シチュエーションの場合は魅力的なショーとなっていますが、不得意なキャラ・シチュエーションの場合は男優と噛み合っていないことが多く、テンポの悪いショーに見えました。 それと、女優は声がとても子供っぽいので、お姉さんキャラには向かないようにも見えました。

■　喘ぎまくり

では、内容を。

絡みは４回。

1回戦は、女優がリードするやや激しめの絡み。セクシーな家庭教師と生徒という設定。
2回戦は、男優が主導するネットリとした絡み。男優の進行が強引。
3回戦は、男優が主導するネットリとした絡み。男優は粘着質で陰湿、女優は性奴隷という設定。
4回戦は、男優が主導する激しい３Ｐ。女優は女王様キャラだが…。

○　フェラ

ピストンスロートフェラ。 咥え方は長短自在。ストロークはやや短め。 バキューム力はやや弱め。 動きはピストン中心。舐めはほとんど無し。 チュパ音はほとんどなし。

奉仕系のネットリフェラで、口元の密着感がとても濃厚。エロいです。 ただ、口の中で舌を巧みに使うタイプのフェラのようで、モゴモゴしていることが多いです。 また、勿体つけることが多く、そのため、進行が遅いので、抜くタイミングを定めにくいようにも思いました。

○　性反応

「アァッ、アァッ、ウンッ」
「アゥッ　アゥッ」
「ンン～～ッ！！　イヤッ～～ッ！！　アァ～～ッ！！　アァ～～ッ！！」
喘ぎ声はやや高音。子供っぽいです。色気や妖艶さはありません。 喘ぎ方は吐息とア行の喘ぎ声を漏らすタイプ。激しく突かれると絶叫や金切り声に。ときどき声が裏返ります。 声量は中～大レベル。 セリフは少ないですが、棒読みでワザとらしい。 身悶えは無し。

感度抜群で喘ぎまくり。 感じすぎちゃって、セックスをコントロール出来ていないといった様子。 喘ぎっぷりは派手で、激しく突けば突くほど”絶叫”をするタイプ。声がときどき金切り声になったり裏返ったりするのも特徴と言えます。見応えはあります。・・・が、騒々しいので嫌いなユーザーもいるでしょう。

○　絡み

ほぼ「男優がリード＆責め、女優は受身で感じまくり」といった形の絡みでした。 中には女優がリードしている絡みもありましたが、男優のリードに従って女優がリードをするという形のものでした。女優のリードはテンポが悪く、上手いとは言いがたかったです。 全体的には、男優がガンガンと突きまくり、女優がアンアンと派手に喘ぐという激しい絡みが多かったです。

動きが大きくて激しかったので迫力がとてもありました。見応えはあります。 派手なセックスショーが好きなユーザーでしたら楽しめるでしょう。 ただ、出来が不安定だと言わざるを得ません。 と言いますの、女優には得意とするキャラ・シチュエーションと苦手とするキャラ・シチュエーションがあるようで、その出来・不出来の差が大きく、安定していません。 年上やお姉さん、女王様キャラは苦手らしく、不器用な女の子が子供をあやしているようにしか見えませんでした。男優と噛み合っていません。 一方、淫乱性奴隷など、男優から一方的に犯られるようなキャラやシチュエーションは得意としているようで、セックスに集中しているように見えました。本気度が高そうに見えました。

■　出来・不出来の差が大きくて

では、総括。

出来・不出来がコーナーによってマチマチなので、作品の評価が難しいです。 また、作品全体に渡って共通した趣旨や趣向がないので、どういったユーザーに向けた作品であるかもよく分かりませんでした。 よって、この女優を好きなユーザーに向けた作品、という判断ににしかならないと思います。

というわけで……。

この女優のことをとても気に入っているユーザーで、かつ、出来・不出来を問わないというのであれば、本作を楽しめる可能性があると思います。 是非、検討してみてください。

以上です。